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レポート情報

タイマイ卵保護のご報告 2014年

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島の近くで捕獲した未成熟のタイマイ。計測/標識装着の後、放流しました。
島の近くで捕獲した未成熟のタイマイ。計測/標識装着の後、放流しました。

アジア最大規模のタイマイ繁殖地であるセガマ・ブサール島(インドネシア)での保全活動について、2014年の報告をします。また、この島でウミガメがふ化するときに抱えている問題についても取り上げます。

まず、保護産卵巣数の報告です。
2014年のタイマイ産卵数は766巣でした。2013年より67巣減少しましたが、産卵巣数は毎年増減するので、全く問題なく順調な数値となりました。
 しかし、産卵数は増加傾向にあるものの、ふ化する赤ちゃんガメの数が減っています。

ふ化しなかった主な理由を調べると、下記の変化がありました(2012年→2014年)。

▼被害にあった産卵巣の割合
・オオトカゲに卵を食べられる 5.7% → 25.3%
・ネズミに卵を食べられる   2.1% → 1.3%
・サルに卵を食べられる    9.5% → 0.0%
・人間に卵を食べられる    0.8% → 0.3%
・高波で水が被るor流出   18.9% → 26.0%


オオトカゲ
オオトカゲ

オオトカゲに食べられる割合が大幅に増加しているということが分かります。このトカゲは数年前には見られなかったのですが、泳いで渡ってきたようで、ウミガメ卵への被害が拡大してきています。トカゲが増える一方で、ネズミによる食害は減っています。これは、オオトカゲがネズミを食べるという事が起因していると推測されます。サルによる食害が突然0%になった理由は不明ですが、いつもは2~3人しかいない小さい島(周囲1.4km)に、半年間20人近くも建設作業のため常駐していることが関係しているかもしれません。


マカクザル
マカクザル

人間による卵の盗掘は、常駐スタッフに監視をしてもらっていますが、監視しきれずに年間2~3巣ほどは漁師に盗掘されてしまっています。ただ、保全活動を開始した1998以前は100%人間に盗掘されていたことを考えると、0.3%は大した問題ではありません。最後に、高波による影響ですが、2012年よりやや増加しました。これに対しては、産卵を阻害する可能性のある海岸のゴミや大きい流木を取り除くなどして、変化を見ていく考えです(卵の移植は雌雄の決定等に影響を与える可能性があるので、ELNAでは行いません)。


ふ化率調査風景(左手前が産卵巣の場所)。人が利用した枝や人工物のゴミが多く見らます。
ふ化率調査風景(左手前が産卵巣の場所)。人が利用した枝や人工物のゴミが多く見らます。

2014年は、ご支援者の皆様のおかげで1月、5月、9月、11月の計4回、現地NGOであるインドネシアウミガメ研究センター(YPLI)による現地調査をおこなうことが出来ました。そのうち、ELNAスタッフの訪問は1回でした。
調査だけでなく、実践的な保全活動を行うためにはELNAスタッフの訪問が必要です。少しでも多くの方のご支援をお待ちしております。




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