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特集バックナンバー Vol.11 福島原発にかかわる調査研究を助成します


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福島原発事故にかかわる調査研究を助成します

 福島原発の事故を受けて、高木仁三郎市民科学基金が「福島原発事故にかかわる緊急助成事業」を開始し、事故に関係した調査研究を募集しました。緊急の、しかも短い応募期間でしたが、全国から31件の応募があり、その中から8件に計500万円の助成金を出すことが決まりました。

 あとは、皆さんの寄付で8件の研究・調査を支えていただくことが必要です。

 同基金の高木久仁子事務局長(66)に、緊急助成事業の狙いや同基金が提唱する「市民科学」の意義などについて聞きました。

特定非営利活動法人高木仁三郎市民科学基金 [東京都]

助成が決まった8件の調査研究
1)青木一政さん
 「子どもの生活環境の放射能汚染実態調査と被ばく最小限化」
2)脱原発東海ネットワーク・市民放射能測定センター・伊澤眞一さん
 「東海地方・市民放射能測定センターの開設と食品および環境の監視」
3)母乳調査・母子支援ネットワーク・村上喜久子さん
 「母乳の放射能検査、福島原発事故による体内被曝」
4)大島堅一さん
 「福島原発事故による被害補償と費用負担」
5)六ケ所みらい映画プロジェクト・島田恵さん
 「避難区域の人々の生活環境の変化と意識調査、六ケ所村民・青森県民の意識調査」
6)脱原発・新しいエネルギー政策を実現させる会(eシフト)・飯沼佐代子さん
 「エネルギー基本計画の課題分析、市民版基本計画策定、社会ムーブメントづくり」
7)ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン・佐藤大介さん
 「福島原発事故の全容をアジアに伝える~脱原発に向けたアジア連携構築~」
8)白石草さん
 「福島原子力発電所事故をメディアはどう伝えたか」

(参考)高木仁三郎市民科学基金の助成決定を知らせるページ

とにかく頑張って欲しい

 高木基金では通常、年末に翌年度の助成事業の対象となる調査・研究を募集し、年度末までに決定します。例年40件程度を時間をかけて審査しますが、今回はそうはいきません。目の前で起きた事故をどうするかということですから。5月9日から募集して25日で締め切り、提出された膨大な資料を、関係者で読ませていただいて決めました。

 応募して下さった案件は、どれも切迫感があるものばかりでした。助成が決まった青木さんや村上さんは、子どもの被ばくや母乳への影響を調査するものですし、伊澤さんは東海地方で食品等への影響を監視するものです。島田さん、白石さんは事故の経緯や避難された方々の様子を映像で残そうとしています。

 国や電力会社が公表する情報は不十分ですし、マスメディアも正しいことを伝えているかどうか疑問ですので、助成対象となった方々はとにかく頑張って欲しいと思います。

自分の力で調べようとする人をあぶり出したい

 原発問題に限らず、市民の生活を左右する大きな問題について、メリットとデメリットをきちんと提示して、議論を深めるということが、どんどんやりにくくなっている気がします。故高木仁三郎が遺言としてこの基金を作ったのも、戦中と戦後で通っていた小学校の先生の言動ががらりと変わったのを目の当たりにしたからでした。

 本来、国等から研究費をもらっている大学の方々こそ、エネルギー源としての原発のメリットだけでなく、デメリットもきちんと研究して公表して欲しいのですが、どうもそれがやりにくくなっている。だから、大学などに属さなくても、自分の力で調べようとする人たちをあぶり出したいのです。従来のいわゆる「専門家」の枠組みを変え、市民の寄付金でその研究・調査を支える、それが「市民科学」であり、この基金の目的なのです。

普通の人が普通に考えておかしいと感じるものはおかしい

 原発は経済的な規模、関わる人たちや技術も多数で巨大です。専門家の方々もたくさんいます。でも、福島では大きな事故が起きてしまいました。起きてみると、なぜこんな仕組みが安全だと言われていたのか、と感じることがあると思います。

 専門家でなくても、普通の人が普通に考えておかしいと感じるものはおかしいのです。私たちも、大事な問題について、国等に任せきりにしたり、要求ばかりするだけではいけないと思います。大事な議論は「お上」任せにしてはいけないのです。そのために、市民科学があると思っています。

関連プロジェクト

福島原発事故にかかわる調査研究助成への寄付を募集します

市民グループ等による、福島原発事故に関わる情報収集、分析、記録、発信、今後の社会再構築やエネルギー政策に関わる調査研究に計500万円を助成します。

寄付受け入れ関連プロジェクト

高木仁三郎市民科学基金

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