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ミャンマー難民緊急支援事業:モンスーン対策、10万人の難民が移動を開始

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ウクヒアキャンプに暮らす女の子
ウクヒアキャンプに暮らす女の子

 モンスーンが始まる前の土砂降りがバングラデシュを直撃し、コックスバザールで暮らすミャンマー難民の生命が危機にさらされています。4月18日には、コックスバザール気象庁は43ミリメートルの雨を観測しました。土砂降りは、大きな災害が起こる前兆になります。短期間の集中豪雨で、丘がぬかるみ、アクセスの問題を生じさせます。小さな水たまりがプールほどの大きさに氾濫しています。

 「モンスーンが始まると、コックスバザールのキャンプで暮らす人々の状況は、最悪なものとなるでしょう。ここではまだやるべきことがたくさんあり、時間が足りません。CAREは、来たる雨と嵐にコミュニティ自体が備え、彼らが再び住む場所を失わないよう被害軽減策に取り組んでいます」とCAREバングラデシュ事務所のジア・チョードリー事務局長はいいます。

 「私たちは、丘の上で子どもたちと暮らすことがとても心配です。雨が降ると、私たちは子どもと一緒におびえています」とポティボニア難民キャンプのモナラ・ベグンさんは言います。

 5月から7月にかけて、雨はさらに強くなり、状況は悪化すると予想されています。滑りやすい道路や小さな水たまりは、コックスバザールのウクヒア地区とテクナフ地区のキャンプに住んでいる難民にとって問題となります。人道支援団体は、山崩れにより23,000人ほどの負傷者がでるだけでなく、85,000人が家を失い、洪水が原因で飲料水を媒介とする病気の発生を促し、保健サービスへアクセスできなくなり、緊急支援システムが崩壊すると予想しています。また、バングラデシュ政府と援助機関は協力して、これらの予防策に優先的に取り組んでいます。


竹などで避難住居の補強作業をしています
竹などで避難住居の補強作業をしています

 バングラデシュ政府は、100,000人の難民の安全な場所への移動を開始しています。ウクヒアとテクナフに位置するクトゥパロン・キャンプの北西にある540エーカーの森林地を、難民のために確保しました。加えて、消防団や、民間防衛、災害管理、救助隊は、高いリクスがあると指定された地域について難民への意識付けを行っています。

 CAREも、バングラデシュ政府と協力して取り組んでおり、既にいくつかの対策は、国際移民機関(IOM)の資金提供により実施されています。

〇5,100以上の世帯のうち、4,000世帯は既に機能性の高い竹や防水シート、ロープなど、雨風から守れるような避難所を作るためのキットを受け取りました。また、高いリスクのあった438世帯のうち330世帯は移動しました。

〇険しい地形を移動するときに安全を確保するために、CAREは、手すりつきの階段やコンクリートの歩道、囲いを整備しました。

〇飲料水を媒介とする病気の発生を防ぐためでなく、緊急事態に安全な水を確保できるように、深い管井戸を取り付けました。また、新しいトイレと入浴整備を整えたため、難民はモンスーンの時期でも適切な衛生環境を保つことができます。

〇CAREは、大・小16の下水施設を難民キャンプに取り付けました。この下水施設は洪水を減らす助けとなります。

〇難民キャンプにある4つの保健センターは、CAREによって運営されており、現在、建物強化の改装をしています。保健部門は、患者が施設へ来ることができない場合も想定し、移動ができる保健サービスの準備も行っています。

〇栄養失調の子どもたちの治療を続けるために移動可能な栄養チームを結成しました。また、母親は腕周りの測り方を学んだため、もし子どもたちが病院に行けなくても母親が子どもの成長を見守ることができます。また、CAREの保健と栄養プログラムは、WHOやUNICEFなどの機関と協力して、実施されています。

〇女性と思春期の女の子の保護と安全を守るため、太陽光のランプをトイレの周りや女性に優しい場所の外側へ設置しました。


洪水は病気の蔓延の原因となるため、衛生知識の啓発も同時に行っています
洪水は病気の蔓延の原因となるため、衛生知識の啓発も同時に行っています

 「丘の上に住む私たちは、嵐をとても恐れています。また、私たちは、移動対象者リストに登録されています」と脆弱な環境下で暮らしているMd. Alomさんは心配そうに話してくれました。

 CAREバングラデシュ事務所のジア・チョードリー事務局長は、「これは時間との戦いです。難民たちは、何が起ころうとへこたれることはないでしょう。彼らは、私たちの支援を必要としています。政府、国連、NGOそして市民社会はともに行動し、一人一人の生命を救い守るために、この危機に対して支援を示す必要があるのです」と呼びかけています。





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