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レポート情報

お菓子作りで小さな自信を育んでいます

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パウンドケーキ
パウンドケーキ

現在、ステップハウスを利用している女の子たちは、それぞれに社会に出るための準備として、大きな不安を抱えながらも自分の課題と向き合い合いながら日々生活しています。就労につくことは自立にむけての第一歩となりますが、それ以前に対人関係を上手く営む事や、失敗を恐れず自信を持って自分のやりたい事にチャレンジする、そのような経験がとても大切だと考えています。

ステップハウスでは自立支援の一助として日課の中でミッションの時間を設けており、各自の要望に沿ってメニューを考え活動を行っています。その中で要望として一番多いのが「お菓子作り」です。どの利用者もスイーツが大好きです。しかも自分の力で作りたいと何冊かのお菓子作りのレシピの中からあれこれと選ぶ時の眼の輝きは、女子ならではのものがあります。誰かが作り出すと影響を受けるのでしょうか、「私も作りたいです」と申告してくる場合が多く、月平均利用者1人につき2回、全体では8回ほど「お菓子作り」を行なっています。 

ミッションとして製菓を行なう際の課題として
(1)最初から最後までやり遂げる。
(2)準備、過程、後片付けもお菓子作りの一環。
(3)費用を考える等の条件を了解した上で取り組んでもらっています。


チョコチョコマフィン
チョコチョコマフィン



まず、作りたいお菓子が決まると価格調査のために、材料名、必要量を書き出して近くのマーケットへ出かけます。良質で安価な品物を選ぶため、2~3店舗ほどを回ります。1回のお菓子作りで使用可能な金額は限られているため、市場価格を知る事、限られた予算内で品物を購入するなどの良い体験になっています。下調べを終えた後は製菓名、材料、価格などを記入し計画書を提出します。その後必要金額を受け取り、購入に出かけます。

ここ最近は「ガトーショコラ」作りが人気です。お菓子作りの経験の有無に関わらず、作り方を読み込んでいないと手順の善し悪しが出来上がりに大いに影響することとなるため、それぞれが適度な緊張感を持って真剣に取り組んでいます。


マーブルケーキ
マーブルケーキ



材料が揃ったら計量です。正しく量ることが基本です。「まあ良いか!」とならないように見守ります。小麦粉や砂糖は目の細かいザルで2度ふるうよう伝えます。ダマにならないよう、また、固まりがあった時には均一にならしておけば仕上がりの良いこと、食感が滑らかで舌触りも違うこと等を学びます。手順として
1、すべて予め計量する
2、「ガトーショコラ」の場合、チョコレートを刻み、水分が入らないよう注意しながら湯煎する
3、卵白と卵黄を分け、卵白のみ角が立つくらいまで泡立て。
4、一方、オーブンを温め出しておく。
5、泡立てた卵白の気泡をつぶさないように材料を混ぜ込んでいく
6、型に入れ、予め温めておいたオーブンで焼く。

こうしてオーブンの中で少しずつまるで生きもののように膨らんでいくケーキを眺める子どもたちの輝いている顔を見ることは、傍で見守るスタッフにとっても気持ちが高揚する瞬間です。家中に良い香りが漂う中で「このケーキにはどの様なお茶が合う?」などと話し合うこともあります。焼き上がれば冷めるのをひたすら待ちます。大好きな粉砂糖をふりたいからです。仕上がると写真に撮ります。

先回は利用者とスタッフとで、出来上がったケーキの上で皆の指先をくっつけ、星の形を作り、その上から写真を撮り、素晴らしいデコレーションケーキが出来上がりました。ケーキ作りを通して皆の気持ちが1つになったことを感じた瞬間でした。

切り分ける時はまた見事です。「これは○○さん、これはボランティアの○○さん」と、1つのケーキをいったい何人分に切り分けるのかと思うほど…。日頃接している人たちへの思いが伝わってきます。シフトの関係ですぐに食べてもらえない人たちの分は冷凍庫に保管したりもします。それぞれの口に入る量はほんのチョッピリですが、「ありがとう、美味しかった!」「頑張ったね!」「今度はお金を出しても良いからホールで作ってほしいわ」など、食べた人数分の感想が寄せられます。その言葉から得るものは大きいようです。言い知れぬ満足感や充実感を得ることにより、小さな自信に繋がり、次へのステップになっているように思います。    

こうした経験の積み重ねが、社会へ旅立つ際に必要なやる気を育み、自立の一助となる事を信じて生活支援を続けていきたいと考えています。

これまでは、費用の面でどうしても製菓実習の回数に制限を行なわなくてはならない状況でしたが、今回、皆様からたくさんのご支援をいただいたことにより、費用面で制約されずに、利用者のニーズに応じて、実習してもらうことができるようになりました。本当にありがとうございました。皆様のお気持ちに感謝しながら、大切に使わせていただきます。

子ども達が自分自身を取り戻し、自信をもって自立に向けて歩み続けられるよう、これからも、子どもセンターパオに皆様方のご理解とご協力をいただきますよう、心よりお願いいたします。





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