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タンザニアでは、4月から本格的な植林シーズン、大雨季を迎えている。そして今年は、キリマンジャロ山における地域主導による森林管理の実現を目指して、いよいよ地域連携による国立公園内での大規模植林に踏み出した。この目標は早くも注目を集め、植林に参加した県知事による、「住民による植林」、「村によるルール作り」との言葉に繋がった。以下は、この植林と県知事の言葉を掲載した現地紙「Majira」(4月12日)の記事である。 ~「キリマンジャロ山に影響する気候変化」~ 「我が国においても、気候の変化による影響が顕在化している。たとえばキリマンジャロ山頂の氷河が溶けだしているが、その原因は、森林の伐採や適切な指導によらない農業によるものとされている」。 NGO・TEACAは、そのキリマンジャロ山のモシ県ルア村に隣接する、森林保護区内のハーフマイル・フォレスト・ストリップにおいて、大規模な植林を実施した(事務局注:森林保護区は現在国立公園の中にある)。この植林には、モシ県知事ムッサ・サミズィ氏と県統括官トゥワリポ氏が参加したが、冒頭の言葉は、植林の開始にあたって開催された式典において、県知事が述べた言葉である。【写真上:ルワ村の森林保護区(現国立公園内)での地域主導植林の模様】
彼は、「森林伐採、不適切な方法による農業、家畜の過剰な保有、そして草原や森林への火入れが、気候の変化を巻き起こす要因の一つとなっている。キリマンジャロ山頂の氷河の融解も、この気候変化による影響の一つである。学者によれば、この状況があと20年続けば、氷河は永遠に失われてしまうだろうと言われている。それだけでなく、いま残る多くの川や泉も涸れるか、もしくは雨季だけしか水が流れない事態となるだろう。まさに危機的状況だと言わなければならない」と述べた。 続けて彼は、この気候変動の影響に立ち向かっていくためにも、多くの木を植え、また植えた苗木を大事に育てていくべきだと語った。さらに森に沿って存在する村々の指導者たちに対して、かつてのような川や泉を取り戻し、存続させていくためにも、森林を持続的に保護、管理していくためのルールを作ることを求めた。「重要なのは苗木を植えるだけではない。より重要なのは、それらが大きな木になるまで管理することである。この地域の緩衝帯の森で、家畜を放牧する者がいると聞いているが、それは植林の努力を無にするものだ」と述べた。【写真右:植林について伝える現地新聞】 TEACA副代表のアドンカム・ムチャロ氏は、彼らがルア村において1万本以上の木を植える計画であること、そしてそれは環境を保護し保全していこうという、政府の方針とも合致するものだと語った。
2018/04/24
政府人権委員会が調査団を派遣
2018/03/19
環境調整力を失いつつあるキリマンジャロ山
2018/01/24
キリマンジャロ山での新たな森林保全・管理を目指します
2017/10/30
近くて遠い森
2017/09/04
今年もキリマンジャロ山の多くの村で植林が取り組まれました!
2017/04/10
大雨季植林に向け各村との協議実施
2017/02/02
自立支援事業「養鶏プロジェクトの天敵!」
2017/01/23
キリマンジャロ山での植林体制の強化、新規苗畑を立ち上げ
2016/10/10
キリマンジャロ山で大雨季植林が取り組まれました
2016/06/22
国立公園内での住民による植林、ついに政府が認める!
2016/03/23
キリマンジャロ山で起きていること、地域住民の声
2015/11/11
キリマンジャロ山・地域主体の森林管理の自立に向けて
2015/09/13
キリマンジャロ山で「村の自慢の森」エンブレム決定!
2015/08/04
キリマンジャロ山での養鶏プロジェクトの指導
2015/07/06
キリマンジャロ山で連日植林が取り組まれています!
2015/05/21
女性グループが積立による新プロジェクト開始
2015/04/23
森林の地域管理を目指す協議会、その自立への道
小学校での打ち合わせ
事務局インターン募集
事務局ボランティア募集
2015/04/17
改良カマドのメンテナンス
2015/03/18
現地プロジェクト推進のための新しいコミュニケーションの仕組み
2014/12/26
「次回渡航に向けた森の名前の発展とツール改訂の進捗状況について」
2014/12/11
キリマンジャロ山の森の中にある大切な場所
2014/12/01
伝統水路復旧支援
2014/11/27
女性グループの養鶏プロジェクト順調に拡大中
2014/11/20
キリマンジャロ山を取り囲む植林体制の構築
キリマンジャロ植林の影の主役
2014/11/06
よみがえれ、キリマンジャロの森プロジェクトからの訴え「世界の力を」
2014/10/20
コーヒー生産農家グループの自立を目指して
2014年7-8月現地渡航報告③~ガイドブック委員会とのミーティングと小学校訪問
2014/09/27
2014年7-8月現地渡航報告② ~森の名前の決定・森の自慢に関するアンケート~
2014/09/17
Rafikiプロジェクト現地渡航報告①~森の名前の決定方法についての会議
2014/07/16
コーヒー生産農家グループの基盤強化に向けて
2014/06/25
険しいローカルNGO自立への道
2014/05/29
旧緩衝帯での植林拒否に出る政府(キリマンジャロ国立公園公社)
2014/05/28
タンザニアポレポレクラブ「オラが村の自慢の森マップ」
2014/05/23
新方式でのカマド職人養成を実施
2014/04/21
タンザニアポレポレクラブ:養蜂事業への中間技術の取り入れに向けて
タンザニア・ポレポレクラブ:キリマンジャロのすそのセレンゲティ国立公園
2014/03/13
キリマンジャロ山の森林破壊と植林現場の様子
2014/03/07
半乾燥地でのカマド普及の足掛かり
裁縫教室、政府認定校登録のための視察を受け入れ
2014/02/17
タンザニアポレポレクラブ:ケニアでの養蜂研修にリーダーを派遣
2014/02/01
Rafiki Projectの作成物の方向性について
養鶏事業を開始します
2014/01/30
キリマンジャロを守る地域ネットワーク
2013/11/10
コーヒー生産者グループの基盤強化
地域主導植林の地域への波及効果
2013/09/28
改良カマド普及方法の変更を検討
2013/09/24
国立公園内での大雨季植林実施
2013/09/08
グループ積み立て目標額達成!
2013/06/30
半乾燥地での省水農法再開
2013/06/19
間をつなぐもの
2013/05/19
Umba stone
2013/05/11
村人との座談会実施(その1)
村人との座談会実施(その2)
2013/05/04
支援コーヒー農家グループの生豆品質状況
ハリナシバチの採蜜を実施
2013/03/30
植林後の育林作業
2013/03/21
TEACA裁縫教室の卒業式実施される
コーヒー接ぎ木で問題発生
新規支援先のサカヨ中学校の生徒たち奮闘!
2013/02/23
2013年2月現地渡航調査の目的と実施事項
2012/12/17
国立公園内植林事業地、順調に推移
女性グループとのグループ積み立て話し合い
2012/12/02
富士は日本一の山
2012/11/04
第二回森林利用調査報告
2012/10/09
現地渡航報告概要(Rafikiプロジェクト) (1/2)
現地渡航報告概要(Rafikiプロジェクト) (2/2)
現地渡航報告(手工芸品チーム)
2012/09/30
キリマンジャロ山の東・南山麓をカバーする植林実施体制の確立に向けて
2012/07/28
裁縫教室の国家試験結果出る
2012/07/16
12年8月渡航に向けて
2012/06/23
現地カウンターパートのTEACAが“タンザニア最優秀環境NGO”に選ばれました!
2012/05/13
国立公園内での第2次植林始まる
2012/04/21
コーヒー農家の巡回指導
2012/04/08
現地調査報告会
テマ村カルタ完成へ向けて
2012/04/01
[村落植林活動]キリマンジャロ山を巡る「人」と「環境」の相克 (その1)
[村落植林活動]キリマンジャロ山を巡る「人」と「環境」の相克 (その2)
2012/01/28
[村落植林活動] 新苗畑を立ち上げ
小学校への文具支援を実施しました
2011/12/25
ワークショップの実施
2011/12/04
水(みず)
2011/11/12
Natiro中学生との取り組み (Rafikiプロジェクト)
2011/11/05
乾燥地での水の支援活動
2011/10/15
現地調査報告~地域主導の森林管理実現に向けて~
2011/07/14
ハチミツ収量好調を記録
2011/07/02
国立公園内での地域主導による植林ついに始まる
2011/06/04
TEACAの植林活動が取り上げられました
2011/05/15
TEACAの活動を中学生たちが訪問見学
2011/04/09
既植林地の育林管理作業を実施
2011/04/02
被災されたみなさまに心よりのお見舞いを申し上げます
2011/02/05
伝統水路復旧の成果が現れる
2011/01/23
ハリナシバチの逃亡相次ぐ
2010/12/18
森林の回復と草刈り場の両立
2010/12/05
ハーフマイル・フォレストストリップによみがえる森
2010/11/27
失われゆく民族の伝統、文化、知恵
地域主導の森林管理の実践事例の調査を実施
2010/10/17
村自慢のイラストマップの改善点
2010/10/02
地域グループ自立への道筋
2010/09/26
キリマンジャロの森が恐れていた事態へ
2010/09/20
「いただきます」
2010/07/29
生活改善事業 2010年度事業方針
2010/07/24
2010年度事業方針
2010/07/03
伝統水路の復旧完了
2010/06/01
大雨季の雨量と事業への影響
2010/05/25
カウンターパートの自立に向けて
2010/05/01
マヌ小学校でのデモ苗畑で順調に育苗すすむ
2010/04/22
女性グループのハリナシバチの収穫実施も、収量ゼロ
2010/04/10
キリマンジャロ山の原生樹種による苗木育成へのチャレンジ
2010/01/26
タンザニア現地調査報告 地域主導の森林管理の実現に向けて
2009/11/26
干魃の次はエルニーニョか
2009/11/12
裁縫教室生徒が国家試験に合格!?
2009/10/20
キリマンジャロ山で進む森林伐採
2009/09/10
タンザニアの村で三位一体改革!?
タンザニア現地調査の途中報告
タンザニア現地調査の途中報告(2)
2009/07/16
あなたもカンガバッグのワークショップに参加しませんか?
2009/06/18
タンザニア北部、東部、大雨期の降雨不調
2009/05/22
低標高地の女性苗畑グループにハリナシバチ養蜂支援
小規模苗畑グループによるグループ積み立て
2009/04/30
タンザニアはいま大雨期植林の季節を迎えています
2009/01/30
「国立公園法」の目に見えぬ1本の線
2009/01/02
半乾燥地で、放牧牛侵入防止のための植林実施
2008/11/19
キリマンジャロ 村落植林活動報告
生活改善事業「手工芸品」に関する活動報告
自立のために。 ~思い切った発想の転換~
2008/06/26
キリマンジャロの森
2008/05/12
キリマンジャロ山麓で気になる雨量の減少
2008/01/11
活動自立のための、養魚池での魚の水揚げを実施しました
2007/09/18
キリマンジャロで土砂崩れが頻発(現地最新報告)
2007/01/30
植林地の過去と現在
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