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レポート情報

二人の子どもを人身売買から救出

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報告日 2010/06/25
プロジェクト名 スマイル・ガーナ プロジェクト
団体名 認定特定非営利活動法人ACE

■ガーナでの人身売買
ガーナのアシャンティ州アングロ村で暮らすエマヌエルくん(11歳)とステファンくん(14歳)。ガーナ北部のアッパーイースト州の親元を離れ、カカオ生産と牧畜で生計を立てる小作農家の労働者として暮らしていました。雇い主の子どもは学校に通っていますが、ふたりは学校へ行くことが許されていません。

気温30度を超える2010年1月のとある日の午後3時ごろ、2人が10頭ほどの牛を連れて歩いているところを通りかかりました。車を止めて話を聞くと、炎天下の中、一日中歩き続けていたとのこと。お腹を空かせていました。子どもたちの体よりも何倍も大きい牛は、コントロールするのが難しく、襲われる危険性も高いので、とても危ない労働です。

子どもを親元から引き離し、無理やり働かせるようなことは人身売買と呼ばれ、国際法でもガーナの法律でも禁止されています。このような子どもたちを見つけた場合、すぐに保護して身の安全を守る必要があります。しかし実際に保護するためには、違法行為を行っている雇い主を逮捕し、裁判にかけ、裁判所命令を取りつけるなどの司法手続きが必要となります。





2010年の1月以降、子どもを保護するタイミングを計ってきましたが、関係者の協力や手続きが思うように進まず、保護できない状況が続きました。現地出張の度にふたりを訪ね安全を確認していましたが、すぐに保護してあげられないことに無力感を感じることもありました。

■救出を決意した瞬間た
5月下旬、状況を確かめるためにまたふたりを訪ねました。改めて話を聞くと、雇い主は親と話し、エマヌエルくんとステファンくんを学校に通わせることを口約束していたことがわかりました。子どもたちもその言葉を信じて雇い主が暮らすアシャンティ州までついてきましたが、実際には一度も学校に行かせてもらったことはなく、一日中放牧をさせられ、放牧を終えた後も水くみ、畑での農作業、家での食事の準備などを強要されたといいます。カカオの収穫時期には、木に登ってカカオの実を落とす作業もしていました。「言うことを聞かなかったら、おまえたちに食べさせるごはんはない。」とも言われていたそうです。





ひととおり話を聞いた最後に、11歳のエマヌエル君が言いました。

「もしできるなら、いますぐ、ここを抜けだしたい。」

その言葉が私たちの心を強く動かし、また私たちの熱意に押されて、休日にもかかわらず郡知事、社会福祉局、司法局、警察など行政側の協力が得られることになり、救出にいたりました。

その後ふたりは、郡の社会福祉局の管理の元で生活しながら、医師の診断や心理カウンセリングを受けました。実は多数の病気がみつかり、病気を抱えた状態で過酷な労働をさせられていたことがわかりました。なぜもっと早く保護してあげられなかったのだろうと強く反省しました。

■人身売買からの救出に必要なこと
子どもたちが病気の治療をしているのと並行し、司法手続きを進めながら、出身地の社会福祉局の協力を得て、家族の居場所をトレースする活動を行いました。アシャンティ州とアッパーイースト州は遠く離れていることもあり、親を探し出すだけでも大変な作業でしたが、幸い家族をみつけることができ、先週子どもたちは家族との再会を果たしました。家族もそんな過酷な状況であったことを初めて知り、涙を流していたそうです。




ACEがガーナで行っている「スマイル・ガーナ プロジェクト」では、このような人身売買の被害にあっている子どもたちの保護と家族への再統合に力を入れています。地域では同じような境遇にある子どもたちがまだ複数いることがわかっています。

子どもを保護して家族の元に返すためには、子どもを保護している間の生活費や、親元をトレースして連絡をとるための活動費、子どもを親元に返す際の交通費、地元に戻って学校に通うための教育支援や家族の自立のためのサポートなど、多くの労力と時間、費用がかかることがわかりました。

一日でも早く子どもたちが家族と一緒に安心して暮らせるよう、みなさんのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。




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