一人ひとりが大切な存在
児童養護施設で暮らす子どもの多くは、家庭で不当な扱いをうけ、その結果として漠然とした不安を持ち、自信を失い、自分の力ではどうしようもないという無力感を抱えています。児童養護施設において子どもと施設職員に暴力防止プログラムの提供を行うことで、子どもたちが自分の力を実感し、おとなを信じ直し、社会の一員として現在(いま)、そして将来にわたってその力を発揮できるように働きかけを行います。
【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】 児童養護施設で暮らす子ども約40,000人のうち、半数以上が虐待をうけた体験を持っています。法律で分類されている虐待以外にも何らかの不当な扱いや暴力の中にいた子どもたちです。これらの体験は子どもの成長や発達を阻み、人との関係を結んでいくことに影響を与えています。子どもが本来持つ活き活きとした力が発揮できない状態のために、子どもと子ども、子どもとおとなが互いに孤立した状態でうまくつながりあえないまま日常生活を送っています。その状態は、いじめ・非行・虐待などのさらなる暴力を生む可能性をはらんでおり、個人の問題ではなく、社会が解決するべき課題です。【解決する方法】 解決には3つのことが必要です。子どもが自分の大切さを知り、実感するには、子どもたちに「あなたは大切な存在」だと知らせること。日常生活の中で自己肯定感を育む働きかけを行い続ける人の存在。社会が子どもたちに「あなたは大切な存在」だというメッセージを送り続けること。 この3つの課題を解決するために、皆さんからのご支援で子どもへの暴力防止プログラム(CAP/キャッププログラム)を子どもと施設職員に継続して提供していきます。【プロジェクトのもたらす長期的成果】 今回のプロジェクトにより、子どもが自分と社会のつながりを実感し、社会の一員としての自分の存在を自覚することができます。さらに暴力を使わない方法で自分を守れるおとなへと成長します。これまでの暴力防止プログラムの取組みの中で、継続してプログラム提供を行うことによって子どもの日常生活が情緒的に安定し、子ども同士の暴力が減り、互いにつながり、施設職員の力を借りながら、自己肯定感が育まれていくことがわかっています。それは施設を退所した後の自立・自律生活の中で活き、自分を主役とした人生へとつながっていきます。【メッセージ】・プログラムに参加した子どもの声「自分は暴力をうけてここに来ましたが、今日の話を聴いて暴力は絶対にいけないことで、自分はふるわないようにしたいです。」・プログラムに参加した施設職員の声「否定的な言葉でなく、肯定的な言葉で声をかけることにより子どもが変わってきた。幼児期の子どもにはてきめんで、実行し始めた日から今までできなかったことができるようになった。何よりも、肯定的な言葉をかけている時の職員の心持ちが否定的な言葉がけをするより、ずっと穏やかになった。」・プログラム参加後のエピソード今回、CAPプログラムを子どもたちが受けて、その影響はすぐに表れていました。「権利」と言われると、おとなでもうまく説明しにくいものですが、プログラムを受けた子どもたちは「権利」をよく理解していました。その為、子ども同士のトラブルでは「相手の子の権利守られていた?」と言うと、スッと子どもたちに入り、子ども自身で考えて理解することができていました。(施設職員)【寄付によって達成できること】90人の方に1,000円ずつご支援いただくと、1つの施設で暴力防止プログラム(施設職員ワークショップ1回と子どもワークショップ2回)が実施できます。目標金額に達することで5つの施設で、子どもへの暴力防止プログラムを提供することができます。
寄付キャンペーンについて(CAPセンター・JAPAN HPオンライン寄付特設ページ)
(最低寄付受付金額は1,000円です。)
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